箱の形状いろいろ 第2回「ジゴク底」
こんにちは。私たちが作っているパッケージの「箱のかたち」を、ひとつずつご紹介するシリーズの2回目です。
前回は、紙の箱の中でいちばん定番の「サック箱」をご紹介しました。その中で「重たいものを入れると底が抜けてしまうことがある」というお話をしましたが、今回はその弱点をカバーできる箱、「ジゴク底」をご紹介します。
ジゴク底ってどんな箱?
ジゴク底は、上のフタはサック箱と同じ差し込み式で、底の部分だけを、4枚のフタをパズルのように組み合わせて閉じるタイプの箱です。
「地獄底」と書くこともあり、ほかに「下組」「底組み」などと呼ばれることもあります。ちょっと怖い名前ですが、一度しっかり組むと底が抜けにくく、ほどきにくいことから、この名前がついたといわれています。
サック箱よりも底がしっかりしているので、少し重みのある商品の箱として、幅広く使われている形です。
どんなつくりになっている?
サック箱と同じように、使う前は紙がぺたんこに畳まれた状態になっていて、使うときに組み立てて箱の形にします。
筒のような胴体の、上には差し込み式のフタ、下には4枚の底フタがついています。
底は、4枚のフタを順番に折り込み、切り込み同士をかみ合わせて組み立てます。のりやテープを使わなくても、底面全体で中身を支えられるのが特徴です。
組み立ての順番としては、先に底を組んでから商品を入れ、最後に上のフタを差し込んで閉じる流れになります。
いいところ
1.底が抜けにくい
底のフタががっちりかみ合うので、差し込むだけのサック箱に比べて底がずっと丈夫です。少し重みのある商品でも安心して入れられます。
2.コストを抑えやすい
胴体の貼り合わせは側面の1か所だけで、つくりはサック箱に近いシンプルな構造です。底をしっかりさせたいけれど、コストはなるべく抑えたい、というときにおすすめです。
3.のりやテープがいらない
底も上のフタも、のりやテープを使わずに閉じられます。シールで底を補強する手間も省けます。
4.畳んだ状態で保管できる
納品時はぺたんこなので、組み立てるまでは場所をとりません。
気をつけたいところ
底の組み立てには少しコツがいります。フタを折り込む順番があるので、慣れるまではサック箱より時間がかかることがあります。たくさんの数を組み立てる場合は、作業の手間も考えておくと安心です。
また、底のフタを組み合わせる構造上、底の真ん中にわずかなすき間ができることがあります。粉ものや小さな粒状のものを直接入れる場合は、袋に入れてから箱に詰めるなどの工夫が必要です。
「組み立ての手間をもっと減らしたい」という場合は、次回以降にご紹介する別の形の箱を選ぶという方法もあります。
こんなときにおすすめ
ボトルや瓶に入った商品
化粧水、調味料、ドリンクなど、少し重みのある商品に
化粧品・日用品
店頭での陳列にも向いた、しっかりした個装箱として
複数個をまとめる箱(中箱)
小箱をいくつかまとめて入れる「中箱」としてもよく使われます
サック箱だと底が心配な商品
コストは抑えつつ、底抜けの心配を減らしたいときに
前回の記事
箱の形状いろいろ 第1回「サック箱」


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